私とイケメンヴァンパイヤの恋。

熱も下がって今は元気になりました。
そして今日は運命のデート。
３連休だから３日続けてなのです。
ちょっと緊張気味。
１日目は先生！
あ、そろそろ行かなきゃっ
「いってきまーす！！」
「いってらっしゃーい。」
バスに乗って駅に行きます。
先生は車ぶつけちゃって修理中だそうで。
駅に集合してふらふらーっとデート！
「ご乗車ありがとうございました。」
つ、ついたー！
いつもの見慣れた駅なのに今日は
いつもよりも全く違う気持ちなのです。
ドキドキッ心臓が壊れそうです。
「美森さん？」
「あ、先生！こここ、こんにちわ。」
「こんにちわの前に何か言わなきゃいけないことはないんですか？」
「え！？」
「今の時間を見てください。５分も遅れていますよ。全く貴女という人は集合の時間さえも守れないのですか？常識というものを知らないのですか？」
「・・・。」
「ですが、バスですからね。しょうがありませんね。今日は許して差し上げましょう。感謝するのですよ？この私が許してあげてるのですから。」
「はい。ありがとうございます。」
「今日は先生と呼ばないでください。」
「え？」
「先生と生徒がプライベートで会っているなんて知れたら私たちはどうなるのかわかっているのですか？」
「わかりました。じゃあなんて呼べば？」
「翔ですかね？」
「翔！？下の名前知らなかった。」
「失礼な人ですね。」