私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「美森。ほかのとこ行くか。」
「うん。」
「遊園地でも行くか。ついて来い!」

魔界のバスに乗ってついた。遊園地?といか地獄みたいなところなんだけど。怖い怖い。こんなところに行きたくないよ。私絶叫系無理だもん。

「月希。帰ろ?怖い。」
「バーカ。何言ってんだよ。せっかくここまで来たんだぞ?観覧車くらい乗ろうぜ。」
「観覧車なんで見た感じないよぉ。」
「あるよ。ほら。」
「え?どこどこ?」

ホントに見当たらない。月希が指さしてくれる。それでも見えない。

「わかんないよ。どこ?」
「ここだよ。」

そう言って私の手を引っ張りバランスを崩した私は月希に抱きしめられる。

「ちょっ、え!?」
「ほら。高いところにいるみたいにドキドキすんだろ?」

まぁ嫌ではない。

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