私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「そんな。私だめだ。もうだめだ。わかんない。月希と翔さん似てるんだもん。私は翔さん好きだけど月希と一緒にいても翔さんと一緒にいるみたいにドキドキするんだもん。わかんないしどうすればいいの?」

「まぁそんなこと言うな。ドキドキするって言ってもらえるだけでうれしい。」
「ありがとう。」
「ハハハッ。やっぱアイツには勝てねぇな。離婚しても父様だもんな。もう父様のこと憎んだりしない。ホントは俺父様のこと尊敬してたんだ。尊敬しすぎて憎くなっていった。馬鹿だよな。俺。ほんとクソヤローだぜ。」
「そんなことないよ。月希。でも翔さんのことちゃんとお父さんって認めててくれたんだ。」
「え?」
「ううん。なんでもない。」
「そっか。」
「明日・・・3人集めて結果伝えるから。」
「おう。もうわかってるけど期待しとくぜ。ハハハッ。」

いつもはこんなに陽気に笑わないのに。なんか嬉しいような悲しいような。

そして人間界にもどってきて無事帰宅。
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