私とイケメンヴァンパイヤの恋。

「・・・で、結果はね・・・翔さんかな。夢由亜は友達としか思わなかったし、月希は最初迷ったけどうん。」
「そんなの知ってたよ。美森。」
夢由亜が呆れたように言う。
「私も知っていましたね。」
翔さんまで。
「俺も。ってか昨日言われたし。」
そうだった。

「じゃあ結局こんなにわざわざ集まる必要なかったじゃん!それなら言ってよ!」
ちょっと怒りを混ぜながらそう言った。

「だって美森が一番緊張してて面白いんだもん。」
夢由亜が笑いをこらえるような顔で言ってくる。ムカッ!
「美森さんの考えなんてわかりますよ。」
どうだ!と言いたげな口調の翔さん。
「美森は俺様達が緊張してると思ったのかよ。バーカ。」
バカって何回言われるのよ私!

「フフフフフフフフフフッ」

後ろから聞こえてくる聞き覚えのある笑い声。もしや!

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