私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「校長!!」

「全部見させてもらったわよ。美森ちゃん。男には勝てないね。」
「馬鹿にされてる気分。」
「そんなことないわよ。結果特にもめ事もなくこうして笑いで終わったじゃない。いいことだと思うわよ?2人もフッて笑って終われるなんて。」
「なんですかそれ。嫌味ですか?」

私は目を細めながら言ってみた。でも確かにこうして笑っていられるのは大好きな3人だからかもしれない。恋愛感情とかじゃなくて。普通に家族を好きみたいな大好き。私は深呼吸して満面の笑みで心からの言葉を言った。

「みんな!私なんかと仲良くなってくれてありがとう!」

これだけ言えば満足。ほんとに心からそう思っているから。

「おう。」「うれしいですね。」「美森はほんとバカだな。」

という嬉しいお言葉をいただいてこの件は終わった。そして私は翔さんと付き合うことになった。学校では瑠薔薇先生と呼ばなきゃいけない緊張感。まだ慣れない。
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