Love Game
スタジオに入り撮影を。
カメラの向こうにいる瑞希を見つめる。
瑞希も…
こんな些細なことでも心が触れたような気がして…
最初の撮影が終わりメイクと衣装チェンジ
メイク室に戻り瑞希にメイクオフをしてもらう。
口紅を落とす為にリムーバーのコットンで俺の唇を。
そのコットンを取り上げ瑞希の指を
「か、噛まないでくれる?」
「上手そうな指だから我慢出来ない」
上目遣いに見てこれ見よがしに指を舐める。
「漣君」
指を離して
「ククク…真っ赤」
「へ、変態」
「瑞希さん『変態』好きだね」
本当にボキャブラリーが少ない。
「な、何?」
「しょっちゅう『変態』って言う」
「そ、それは貴方が変態だからでしょう」
「ククク…ハハハ…」
もう瑞希が何を言っても可愛いとしか思えない俺って完全にイカれてる。
今度は目元をアイリムーバーで
「目を閉じていて下さいよ」
「ん」
アイメイクを落とし、顔全体にクレンジングクリームを塗ってガ ーゼでオフして
「一回顔を洗いますか?」
「ん」
顔を洗い
あ~さっぱりした。
洗い終った顔に蒸しタオルを乗せてくれる。
「ん~気持ちいいな」
タオルを取って化粧水、乳液を。
「さ、今の間に食事して下さい」
「瑞希さんは?」
「食べますよ」
「一緒に食おう」
「私はスタッフさん達と食べますから」
はぁ~
相変わらず真面目と言うか