Love Game
RuRuRu
「はい」
「瑞希さん」
「うん」
「逢いたい」
それから数日後
久しぶりのお休み。
朝から掃除洗濯をしてゆっくりとコー ヒーを飲んでると漣からの電話
「……」
「瑞希さん」
「漣君…仕事は?」
「…ある」
「じゃあ無理でしょう。それにごめん」
「…仕事、忙しいの?」
「あ、ううん。今日は休みなんだけど用事があるし」
「…終わってから。瑞希さんの用事が終わってからは?」
「う~ん遅くなるし。漣君も遅くなるでしょう。無理しないで休める時に休まないと」
「瑞希さん…俺に逢いたくないの?」
う~ん
本当に我が儘な王子様だわ。
「漣君はいつが休みなの?」
「暫く休みない。それに『漣』だよ。 頼むから君づけは止めてくれ」
どうしたんだろう?
何かいつもの漣じゃない。
「…明日じゃ駄目?明日は割りと早く終るから…漣く、いや漣に合わせる」
「絶対だよ」
「…うん」
「俺の家に来て」
えっ?
漣の家?
「瑞希さん」
「う、うん。分かった。漣が帰れる時に連絡して」
「ん。瑞希さん」
「うん?」
「…ごめんね」
あら、しおらしい。
「いいわよ。仕事頑張ってね」
「ん」
電話を切って…
漣も疲れてるんだな。