Love Game
【漣side】
「よぅ、漣」
「あ、桐原さん」
桐原敬吾
モデルから俳優へと転身し、今では人気実力共に兼ね備えているトップ
人間的にも男らしく懐の深い、男の俺でも憧れを抱くいい男だ。
「久しぶりだな。今度のスペシャルドラマ聞いてるぞ。いい役みたいだな」
「ありがとうございます」
「頑張れよ。この役が成功したら漣も俳優として業界からも完全に認められる」
「はい」
「桐原さん」
「あ、今行きます。じゃあな漣。また飯に行こう」
「はい」
スタジオ入りする桐原さんと別れて
相変わらずかっこいいよな。
「漣」
振り向くと矢野さんとCM制作会社の人―山本さんっていったっけ ―が。
「今のは桐原さんだよな」
「あぁ、そこのスタジオみたい」
「桐原さん、かっこいいですよね、女性にモテるのは当然ですよね」
「そうだろうね」