Love Game
ピンポーン
ガチャッ!
瑞季の顔を見ると理性が吹っ飛んで
「こんばん…キャッ!」
腕を引っ張り部屋の中へ引き入れ
「…ぅん」
貪るように口づけを。
瑞希は押し退けようと暴れるが強く押さえつけ瑞希の口内を…
「ゥッ!い、痛い」
思わず瑞希の唇を噛んだ。
瑞希の唇から血が。
「な、何をすキャッ!」
抱き上げ
「れ、漣 降ろして、ねってば」
俺は瑞希の抵抗を無視して寝室へ
ベッドに降ろし覆い被さる。
「ち、ちょっと…止めてったら」
抵抗する瑞希を無視して
「ち、ちょっと…嫌、れ、漣…嫌~」
力ずくで…
「い、嫌だから…お願い…止め…て… い、いや~」
――
―
お、俺は何を…
胸から顔を上げ… 瑞季から手を離し
「ご、ごめん」
「……」
俺はなんてことをしようとしたんだ?
これじゃレイプじゃないか!
「漣」
張り倒されてもしたかないのに瑞希は心配そうに俺を覗き込んでる。
「…ごめん。…唇大丈夫?」
「あ、うん。…何かあったの?」
瑞希の肩に頭を埋め
「ごめん…ごめんね」
謝りの言葉しか出ない。
瑞希が俺の髪を撫でながら
「どうしたの?仕事で何か嫌なことでもあった?」
「……」
「漣?」
「…桐原さんと…どういう関係?」
「えっ?」
はっきり瑞希の口から聞きたい。
例え、それが俺にとって最低の答えだったとしても。
「桐原さんと瑞希さん」
「もしかしてCM会社の人に」
「……」
瑞希が溜め息を零す。