Love Game
告白
「敬吾君とは」
「敬吾君?」
漣が頭を上げて私を睨んでる。
「あ、うん。敬吾君とは友達。学校が一緒の同級生」
「同級生…って年」
「ヘアメイクの学校」
「えっ?」
漣に敬吾君とのことを話した。
「彼氏じゃないの?」
「違うよ。忘れてない?私には思い出したくもないけど最低の男がいたのよ」
「……」
「敬吾君はお兄ちゃんって感じだし。相談とかに乗ってもらったり…そんな関係。やましいことなんて何一つないから。だから別にコソコソ隠れないで普通にご飯とか行ってる」
「…俺とはコソコソしてるじゃん」
拗ねてるし。
「漣とは何もないって言えないでしょ?それとも何もない関係にする?」
「嫌だ」
「なら仕方ないじゃない」
「……」
また肩に頭を…
「それに…漣」
「ん?」
「束縛しない約束でしょ。私が誰と付き合おうとも」
ビクッと漣の肩が
顔を上げた漣の瞳は暗い光を。