Love Game
「瑞希さん…まだそんなこと言うの? 瑞希さん俺のことを『馬鹿馬鹿』って言うけど…瑞希さんの方がよっぽど馬鹿だ」
「えっ?」
どういうこと?
「前にも言ったじゃない。俺は瑞希さんが欲しいって」
「…体」
「マジにそう思ってんの?」
ち、ちょっと怖いんですけど。
「だ、だって『体が気に入った』って」
『はぁ~』と盛大な溜め息をつき
「確かに言ったよ。だけど…体だけじゃないから」
「えっ?」
「先を言おうとしたら瑞希さん、『馬鹿にするな』って怒り出したし…後は何を言っても言い訳としか取りそうもな いから付き合っていくうちに分かってもらえるかなと思った。なのに今度は『3ヶ月、体だけ』なんて言い出すし」
この前もそんなことを言ってたよね。