Love Game



「…きさん、瑞希さん」

誰かが呼んでる。

「瑞希さん」

目を開けると

「よかった。漸く戻って来た」

戻って来た?

「瑞希さん…意識飛ばしたんだよ」

えっ?

「そんなによかった?」

「……」

慌てて起き上がり

「瑞希さん…何」

こうなったらもう恥ずかしいもなんもない。

ベッドの下に落ちてる服を拾い集め着る。

「さよなら」

部屋を出ようとしたら腕を掴まれた。




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