Love Game
漣は怒ってるのか…
哀しんでるのか…
傷つけられたような痛々しい顔をしている。
でも…
「写真誌…見たの?」
「……」
「それを…信じたんだ」
「……」
「…サヨナラだね」
「……」
ドアを開けて
「漣君を喜んで癒してくれる女の子のところに行けば。今までそうしてたんでしょ」
車を降りようとすると腕を掴まれ
「離して」
「瑞希さん」
「これが答えよ。私を信じないなら… 私も貴方を信じられない。 紙に書いてあることを信じてればいい。私に騙されたって何処かの女に泣きついて慰めてもらえばいい」
漣の手を振り切って車を降りた。
「瑞希さん、待って」
漣も降りようと
「降りないで。もうたくさんなの、貴方に振り回されるのは…ゲームは終わりなの」
走ってマンションへ。