Love Game
一体どうしたらいいのだろう。
「や、止めて」
耳朶を噛んでいる。
この男は変態なんだろうか。
「わ、分かったからとにかく服を着てよ。お願いだから」
「帰らない?」
「……」
「ん?」
「分かったから。帰らないから」
「初めからそう言ってよ」
やっと私から離れて服を着出した。
でも目は私に向けたまま。
漸くシャツとジーンズを身につけ
「腹減ったな。朝飯にしようか」
「……」
「瑞希さんもお腹空いてるでしょ」
私の手を引いてキッチンへ
「トーストとコーヒーでいい?」
「私は要らないから」
「食べなきゃ駄目だよ」
食パンをトースターに入れ、コーヒーメーカーをセットしてる。
――
―
「はい」
テーブルにトーストとコーヒーを置き
「食べてから話すから。ね」
そう言いトーストにかぶりついた。
その食べっぷりをみていたら私も何だかお腹が空き、トーストを食べ始めた。
漣は嬉しそうな顔をして私を見てる。
――
―
食べ終り