Love Game
「…す…き」
「……」
えっ?
「瑞希さん…今何て?」
「えっ?わ、私」
「い、今『好き』って」
ソファーに座り直し瑞希の顔を覗き込む。
聞きたい聞きたいと思うあまりの空耳か?
「瑞希さん」
「……」
「本気じゃないの?冗談…ゥ」
いきなり俺の唇に唇を押し付けてきた。
唇の隙間から…
舌を探して絡めてくる。
俺の頭を引き寄せて
――
―
唇が離れ耳元で
「漣が欲しい。体だけじゃなく漣の心も欲しい。私…欲張りだから 漣の全てが欲しい。もう誰かと分かち合うなんて嫌なの。誰かと分け合うくらいなら…ない方がいい。いらない」
瑞希が泣きながら…