Love Game
やっぱり5つの差は大きいのかしら。
「なに考えてんの?」
私の目を見て
「瑞希」
「あのね、漣」
「ん?」
「明日…仕事だから」
「ん」
「これ以上ね、あの…体がもたない」
「クッ!クッククク…ハハハ…」
大笑いしてるよ。
あ~恥ずかしい。
「漣の馬鹿!」
漣の手から離れる。
「ハハハ…」
まだ笑い続けてるし。
「もう、帰る」
「ご、ごめん。クッククク…」
バッグを持って玄関へ行きかけると
「ごめんって」
腕を掴んで抱き寄せる。
「漣…本当に帰らないと」
「分かった、分かった。送るよ」
「漣、お酒飲んでるじゃない」
「……」
「タクシーで帰るから大丈夫よ」
「じゃあタクシー呼ぶ」
「携帯で呼ぶから」
携帯を取り出しタクシーを。
暫くしてタクシーがきた。
「じゃあ」
「下まで」
「駄目!此処にいて。お願い」
軽く唇にキスをして
「おやすみなさい」