Love Game
「瑞希、白状しろ」
敬吾君まで!
「し、仕事のね」
誤魔化そうとしたけれど
「嘘はよくないわよ。ね~敬吾」
「そうそ、嘘は駄目」
敬吾君、顔が笑ってるし…
面白がってるだけじゃない。
「ね、彼氏さんなんでしょう?」
「か、彼氏さんって」
顔が赤くなってきた。
何だか暑いし。
「まだそこまではいってないの?告られてないの?それとも」
真帆のマシンガントークが始まった。
「い、いや、その何と言うか」
「あ~辛気臭いわね」
いや、辛気臭いと言われても。
「真帆、それくらいにしとけ。お前がそんなに矢継ぎ早に聞いたら瑞希が答える暇がないじゃないか」
うんうん、敬吾君の言う通り。
「ま、敬吾ったら何か失礼じゃない」
真帆の矛先が敬吾君に。
私は解放されてホッと一息
「瑞希」
またこっちですか?
「だ、だからまだ何も話すようなことはないから。話せる時が来たらちゃんと2人には言うから」
「本当?」
「う、うん」
「真帆、瑞希がこう言ってんだ。待ってやれ」
「はぁ~仕方ないわね。上手く言ったらちゃんと言うのよ」
「はい、ママ」
「あ、上手くいかなくても」
「真帆「真帆」」
敬吾君と2人…
「ハハハ…」
真帆は笑ってるし。
「ハハハ…「フフフ…」」
私達も笑い出した。