Love Game
カメラマンさんとスタイリストさんと打ち合わせの後、漣や矢野さんやカメラマンさん達とお弁当でお昼を。
何故か漣の隣になってしまった。
お互い普通にしてるんだけど
うん、もう。
わざとらしく太ももをくっつけて来る。
いくらテーブルの下で見えないとはいえ、何をするんだか。
横目で睨んでも知らんぷりしてるし。
「明日のロケは晴れてほしいよな」
カメラマンさんが。
確かに。
ヨットハーバーでの撮影だもん。
雨ではね~
「瑞希さん、明日はどうする?」
「あ~電車で行きます」
漣の眉が。
ヤバい!
変なことを言わないでよね。
「あ、瑞希さん、家は何処?」
矢野さん?
「家ですか?家は…」
住所を言うと
「じゃあ通り道だから漣を拾ったら次いでに迎えに行きますよ」
えっ?
「い、いえ。そんな…」
「大丈夫ですよ。な、漣」
「あぁ。次いでだから一緒に。電車だったらかなり早く出ないといけないでしょう?」
「……」
漣がみんなには分からないくらいに唇の端をあげる。
「じゃあ瑞希さん、迎えに行きます」
「あ、ありがとうございます。お願いします」
何故か一緒に行くことになってしまった。