Love Game
「だから3ヶ月。3ヶ月だけ付き合ってみてよ」
3ヶ月…
「3ヶ月だけ俺と楽しもうよ、ね。瑞希さんを束縛しないから。誰か他に好きな人が出来たら終りにする」
「…それは貴方にも当てはまるのよね」
「ん?」
「貴方が誰か、例えば明日にでも好きな女性が出来たら終りってことよね」
「……」
「完全に体だけの関係なわけよね。心は関係ないのよね」
「……」
「分かったわ。分かりました。3ヶ月でいいのね。貴方は私を楽しませてくれるのね」
「あ、あぁ。…いいの?」
「たまには羽目を外して馬鹿をするのもいいかもね。私は3ヶ月で貴方を好きにならない。貴方も私を好きにならない。これでよければ」
「俺…瑞希さん好きだよ」
「それは仕事仲間として、友人として好意を持ってるだけ。男女の恋愛感情はなし。それでいいのなら」
「…了解」
「じゃあ帰っていい?」
「送るよ」
「1人で帰れるから」
ソファーから立ち上がり
「じゃあ」
「瑞希さん、携番とメアド交換しよ」
「…そうね」
携帯を出し交換を。
「じゃあ、ホントにさよなら」
「瑞希さん」
「うん?…ゥン」
深く口づけされた。
「契約成立だから」
チュッ!