Love Game
瑞季と漣(逢瀬)
ピンポーン
「今 開けるから」
蓮のマンションに入りエレベーターで部屋へ。
ピンポーン
ガチャッ!
「こんばんは」
「入って」
「うん。失礼します」
部屋に入りリビングへ。
「今日はお疲れさま」
「お疲れ。座って。何飲む?ビール? 缶チューハイ?」
「うん、じゃあビールで」
「ん」
冷蔵庫からビールを2本と
「チーズでいい?」
冷蔵庫を漁ってる。
「あ、うん」
お皿にキューブチーズを盛ってテーブルに。
「ありがとう」
ビールを受け取りプルトップを開けて軽く缶を合わせて
「乾杯」
「はぁ~美味い」
「飲んでなかったの?」
「晩飯の時?ん、ほら矢野さんが運転してんのに飲めないじゃん。それに早く帰りたかったから」
漣が私を見つめる。
やだ!
まだ色っぽいよ、蓮の瞳。
「瑞希は?晩飯」
「あ、うん。みんなと帰り道のドライブインで」
「そっか。一緒に」
「帰れるわけないでしょう」
「……」
「漣、貴方は」
「もういいよ。耳に蛸が出来るくらいに聞いてる」
「漣」
「フッ ごめん」