Love Game
そっと漣が唇に唇を重ねて
「瑞希…」
私の口の中を甘く犯している。
「…ゥ…ゥン」
「瑞希」
樹の唇は私の首筋に移り…
「れ、漣、ち、ちょっと待って」
「待てない」
「シ、シャワー浴びたい」
首筋から顔を上げ
「一緒に」
「貴方はもう入ったんでしょう?」
「えっ?」
「シャンプーの香りがしてる」
「ハハハ…バレたか」
悪戯っぽく。
「浴びて来るから待ってて」
「そのままでいいのに」
「私が嫌なの」
ソファーから立ち上がり
「いい子で待っててね」
「瑞希」
フフフ…
お風呂場へ向かう私に
「下着は着けないで」
「…馬鹿」
「クククク…ハハハ…」
リビングを出て行く私に蓮の笑い声が聞こえていた。