Love Game



写真集の撮影がアップして打ち上げで瑞希はみんなから酒を飲まされた。

二次会が終わる頃には酔ってるようで目がトロンとして…

とてつもなく色っぽかった。

他の連中もそんな目で瑞希を見ているようで俺はいらだちを覚えていた。

お開きになって帰る方角が同じだからと(本当は知らないが)強引にタクシーに乗り込んだ。

先ずは送らなければと思い横を見ると…

スヤスヤ寝ている。

なんと屈託のない顔をして。

「瑞季さん、瑞季さん」

揺すっても目覚める様子はない。

仕方ないので俺のマンションに運んでベッドに寝かすけど一向に起きる気配がない。

瑞希って無防備過ぎる。

寝顔を見てたら堪んなくなり熱いシャワーを浴びてベッドに戻り…

横に寝るくらいなら大丈夫だよな。

瑞希の額にキスを落として俺も寝た。

――



ぅうぅ~ん

な、何だ?

何かが聞こえる。

目を醒まして耳を澄ますと

「ゥ…ゥ…ヒック…ヒック…」

「み、瑞希さん」

どうやら泣いてるようだ。

布団を捲って

「瑞希さん…どうした?苦しい?」

酔って気持ち悪いのかと …

えっ?

瑞希が抱きついて

「ゥ…ゥワァァ~~」

泣き出した。



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