Love Game
マンションに帰って風呂に入り
はぁ~
何て言うか怒濤の1日だった。
冷蔵庫からビールを出し
今日何本目だ?
テレビをぼけっと見ながら飲む。
時間は12時過ぎか。
瑞希に電話しても大丈夫か?
ま、出なかったら留守電に吹き込んでおけばいいか。
携帯の瑞希の番号を押して
『はい』
「瑞希、遅くにすまん。寝てたか?」
『ううん。お風呂から出たとこだから大丈夫よ』
「ん。今日は」
『ごめんね』
ん?
「何が?」
『あの2人にやいやい言われたんじゃない?何て言うか…私があの人と別れてからやけに心配するっ言うか過保護なのよ』
「全然。それより俺嬉しかった」
『えっ?』
「桐原さんと真帆さんに瑞希の彼氏と認められて」
『漣』
「明日、帰って来るのも俺は知らなかった」
『ご、ごめん。晩に電話するつもりだったから。真帆にはメールしたんだけど漣には直接言いたかったから』
「いいさ」
瑞希がそう思ってくれるだけで嬉しい。