Love Game
「瑞希は明日何時に」
『うん。午前中の撮影でラストだから…っと。2時半過ぎの飛行機で帰る』
「ん、じゃあ桐原さんの家には」
『う~ん7時には行けると思う』
「じゃあ俺も7時過ぎに行くわ」
『仕事は?』
「雑誌の仕事だけだから夕方には終わるから」
『うん、分かった。フフフ…』
「ん?」
『私より先に行かないでね』
「ん?」
『漣が真帆と2人きりになったらあれやこれや質問責めにされてあの話しもさせられるよ』
「あの話し?」
『3ヶ月間のゲーム』
「あ、あぁ。瑞希が負けたゲームね」
『えっ?な、何言ってんの?私負けてないから。負けたのは漣だからね』
「じ、冗談。負けたのは瑞希だ」
『違うって!漣だって!』
「瑞希だ」
『漣よ』
「……」
『……』
「クッ!ククク…」
『フフフ…』
「『ハハハ…』」
2人して大笑い。
『漣、もう遅いから寝るわね。漣も寝ないと明日顔が腫れるわよ 』
「ん。おやすみ」
『おやすみなさい』
携帯を切って…
フッ
今夜はゆっくり眠れそうだ。