Love Game
真帆がテーブルの用意をしながら
「いつから付き合ってんの?」
はぁ~
もう聞きますか?
「瑞希」
「付き合い始めたのは…1ヶ月程前からかな」
「写真誌に載った時は?」
「う~ん 付き合ってるようなないような」
まさか3ヶ月のゲーム期間だとは言えない。
「じゃあ、あれ見て」
「あれがきっかけになったかもね」
「へぇ~じゃあ悪いことばかりじゃなかったんだ」
「ハハハ…考えりゃそうかも」
2人で支度をし終わり
ピンポーン
「あ、グッドタイミング。瑞希出て。 私揚げ物に掛かるから」
「うん」
インターホンで漣と確認してロックを解除して
ピンポーン
ガチャッ!
「いらっしゃい」
「瑞希、おかえり」
漣が耳元で
「逢いたかった」
なんて言うんだもん。
「瑞希、真っ赤」
恥ずかしい。
赤い顔を見られたくなくてわざと
「早く上がって」
「クッククク…」
照れ隠しがバレてる。
リビングに行き
「こんばんは。夕べはありがとうございました。それにまた今晩も」
「こんばんは。フフフ…そんなの気にしないで。私も敬吾も2人 のことに興味津々なんだから」
「は、はぁ?」
漣が私の顔を見て
「諦めた方がいいみたい。真帆も敬吾君も好奇心の塊なんだから」