Love Game
「瑞希、どうかした?」
「瑞希、もしかして漣君が大学を卒業したのも」
「いや、それより漣が大学に行ってたのも」
うっ!
3人の目が痛い。
「は、はい。れ、漣が大学に行ってたのも卒業したのもサッカーしてたのも今知りました」
「はぁ?」
「お前等、付き合って」
「えっ?」
漣と顔を見合わせて
もしかして私、墓穴を掘ったかしら。
「い、いや、本格的に付き合い出したのは1ヶ月くらいだから… ね、漣」
「あ、ん」
「あ、敬吾」
真帆がニンマリして
「うん?何」
「ほら、敬吾と瑞希が写真誌に載ったじゃない?あれがきっかけで本格的に付き合うことになったらしいよ」
「へぇ~じゃああれ、悪いことばかりじゃなかったんだ。うん? 漣、もしかしてお前誤解した?」
「えっ?あ、いや」
漣が困ったように私を。
私も恥ずかしいんですけど。
「うん、どうなんだ?」
敬吾君と真帆ったら興味津々なんだから。