Love Game



「瑞希、どうかした?」

「瑞希、もしかして漣君が大学を卒業したのも」

「いや、それより漣が大学に行ってたのも」

うっ!

3人の目が痛い。

「は、はい。れ、漣が大学に行ってたのも卒業したのもサッカーしてたのも今知りました」

「はぁ?」

「お前等、付き合って」

「えっ?」

漣と顔を見合わせて

もしかして私、墓穴を掘ったかしら。

「い、いや、本格的に付き合い出したのは1ヶ月くらいだから… ね、漣」

「あ、ん」

「あ、敬吾」

真帆がニンマリして

「うん?何」

「ほら、敬吾と瑞希が写真誌に載ったじゃない?あれがきっかけで本格的に付き合うことになったらしいよ」

「へぇ~じゃああれ、悪いことばかりじゃなかったんだ。うん? 漣、もしかしてお前誤解した?」

「えっ?あ、いや」

漣が困ったように私を。

私も恥ずかしいんですけど。

「うん、どうなんだ?」

敬吾君と真帆ったら興味津々なんだから。

< 253 / 539 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop