Love Game
「へぇ~楽しみだな」
「瑞希がヘアメイクしてくれるの。 ちょっとは綺麗になれるよね」
「真帆は素がいいから大丈夫。任せなさい。あ」
「うん?」
「私を怒らせたらおてもやんにするからね!精々私をを大事にしてよね」
「敬吾~瑞希が苛める」
敬吾君にしなだれかかって言いつけてる。
真帆の頭を『よしよし』って撫でて
「真帆はおてもやんでも可愛い」
この一言に真帆は真っ赤。
そんな真帆に敬吾君デレデレなんだから。
漣も敬吾君を見て苦笑い。
「お2人さん、いちゃつくのは後にしてもらえませんか?」
さっきの仕返しをすると
「あなた達もいちゃつけば」
な、何てことをおっしゃるんですか、 真帆さん。
「フフフ…瑞希も漣君も赤くなってる。 可愛い~ね、敬吾」
敬吾君も私達を見て
「ハハハ…確かに初々しいな」
「桐原さん『敬吾君』」
被ってしまった。
「フフフ…息の合ってることで」
「ハハハ…」
漣と顔を見合わせて2人ともに
「ハハハ」
乾いた笑いしか出ないわ。