Love Game
それからも4人飲んだり食べたりお喋りしたり。
漣もすっかりリラックスして敬吾君や真帆と打ち解けてる。
――
―
「じゃあ漣、もう遅いから帰ろうか?」
時計を見ると、もう11時に。
「あ、そうだな」
「もう帰るのか?」
「なんだったら泊まっていけば」
ま、真帆さん…
漣も『えっ?』って顔してるし。
「そうだ、お前等さえよかったら泊まっていけよ」
敬吾君まで。
「い、いや、そんなわけには…帰るから。ね、漣」
「あ、ん。帰ります。そこまで迷惑」
「迷惑なんか」
「フフフ…敬吾、瑞希達2人きりになりたいよね」
「な、真帆!何てことを言うのよ」
「またまた照れちゃって」
「あ、あなた達だって早く2人きりになりたいでしょうに」
「な、何を言うのよ瑞希は」
パンパン!
敬吾君が手を叩き
「はい、そこまで。漣が目を白黒させてっぞ」
えっ?
3人の目が漣に。
漣は
「クッククク…ハハハ…」
堪えていた笑いが大爆笑に。
「れ、漣『漣君』」
「ハハハ…ご、ごめん。瑞希と真帆さん面白すぎ」
私と真帆が顔を見合わせ
「漣『漣君』」
「は、はい。ごめんなさい…ハハハ…」
まだ笑ってる。
これには私達も釣られて
「ハハハ…」
笑い出した。
――
―
「じゃあね」
「ごちそうさまでした」
「また来いよ」
「おやすみなさい」
敬吾君と真帆と別れて。