Love Game



「素敵なお店だったね。いいお店を見つけられて得しちゃった」

「だな。また来ような」

「うん」

車を走らせて…って本当に走ってるだけである意味正しいドライブかしら。

私がクスクス笑い出すと

「ん?」

「あ、何だかさ」

「ん」

「本当にドライブだね」

「えっ?」

「うん、車を走らせて景色を見て…降りたってか寄った所ってお昼御飯食べに今のお店に入っただけ」

「そういやそうだな。どっか行きたい所ある?ショッピングとか 」

「ううん、別にない。漣は?」

「俺もないな。ハハハ…本当にドライブだな」

「フフフ…」

暫く走らせて

「これからどうする?」

あまり人の多いところは行けないし。

「ごめんな」

漣がいきなり私に

「えっ?」

「普通に歩けなくて」

「ううん、大丈夫だよ。漣と付き合うって決めた時にそういうことは分かってたから」

東京以外なら案外分からないだろうけど…

今日びは写真誌だけでなく普通の人も平気でデジカメや写メしたりツイッターとかで流すもんね。

「敬吾君と真帆を見てるから」

「桐原さん達?そういやあの2人はどうしてたの?真帆さんは幼稚園の先生だからよけいに」



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