Love Game



「漣も矢野さんも来てくれてサン キュー」

「いや、こちらこそ楽しませてもらったよ。な、漣」

「あぁ。ライヴする度に凄くなってんじゃん」

「オ~漣に褒められた」

「明日雨でも降るんじゃねえ?」

純也君が憎まれ口聞いている。

本当に仲がいいんだな。

だいたい年も同じくらいだもんね。

絵梨香ちゃんが

「麻耶さん…ほっといていいの?」

「関係ねえし」

「相変わらず冷めてんのね~あれほどの美女に言い寄られてんのに」

「絵梨香、うっさい」

「お~怖っ。よっぽど毒をあてられたのね」

絵梨香ちゃんも結構言うのね。

矢野さんがおろおろしてる。

啓太君と純也君も

「絵梨香ちゃん」

「あ、ごめんなさい。冗談だから」

ペロッと舌を出して

う、可愛い。

啓太君と純也君もそう思ったみたいで顔が赤くなってる。

矢野さんは…

フフフ…

分からないようにしてるけどちょっと顔を歪めた。

やっぱりヤキモチかしら。


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