Love Game
瑞希が帰って…
暫くはお互い仕事が忙しく会えない。
俺は携帯もメールもするんだけど『忙しい』の一点張り。
これは…避けられてんだろうか。
絶対瑞希からは掛かって来ないしメールも返信だけ。
俺のハートにひびが入ってきてる気がする。
そんなある日、雑誌の仕事で瑞希と
このチャンスは逃さない。
何とか会うのをOKしてくれたが普通にデートとかは…無理。
絶対マスコミとかにバレたくないと。
確かに俺も今瑞希を傷つけるようなことはしたくない。
マスコミにバレて既成事実を作った方が早いだろうが…
瑞希だけは守りたい。
フッ 初めて守りたいと思える女に巡り逢ったのに、そのお姫様は気が強くて頑固で俺より5つも上で…
まぁ、それも面白いか。
――
―
瑞希名義でホテルを取り、来るのを待つ。
来るよな?
あの勝ち気なお姫様のことだ、黙って逃げ出しはしないだろう。
この3ヶ月のゲームにも勝つ気でいる。
即ち『絶対俺を好きにはならない』
フッ 残念だな、お姫様。
最後に勝つのはこの俺だ。