Love Game



立ち上がろうとした私の手を押さえ

「何で帰るんだよ?やっぱり機嫌悪くしてんじゃねえか」

「漣」

「嫌なら『行くな』って素直に言えばいいだろ」

「『行くなって』って言っても漣行かないわけいかないでしょう ?それに私機嫌が悪いわけじゃない。自分が嫌なの。情けないの。恥ずかしいの」

「何が?情けないの?恥ずかしいの?」

漣には分からない。 私のこんな気持ち。

「お願いだから今日は帰らせて」

「嫌だ」

抱きしめられ

「帰るなんて言うなよ。俺…帰さないから」

そう言うと唇を重ねた。

それはまるで怒りをぶつけるような荒々しいまでの激しさで私の口内を蹂躙している。

「ぅ…」

少し緩んだ唇の隙間から私の声が…

「ぅ…ぅぅん」

再び漣の唇が私の唇を襲う。




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