Love Game
【漣side】
RuRuRuRu
う、う~ん。
何時だ?
明るいから朝か。
携帯を取って…メールか。
瑞希!
「……」
『夕べは帰るのが遅くなり12時過ぎから見始めたから終わったら3時を回ってたので連絡しなかったの。ごめん。ドラマ凄く面白く3時間があっという間だったよ。漣ももう立派な俳優さんだね 。私も嬉しい。今日もお仕事頑張ってね』
3時まで掛かって見てくれたのか。
疲れてるだろうに。
時間は今7時過ぎ。
メールを送るのも気を使って。
いつもそうだ。
瑞希は気が強いくせに気はめちゃめちゃ使う。
そんなに使わなくてもいいと思うんだが。
確かに俺のことを考えてくれてゆえだと分かってはいるが…
何か距離を開けられていると言うか隔たりを感じる。
もっと甘えてほしいんだが。
瑞希にとって俺は恋人ではあるが、やはり芸能人だと言う思いが強い。
自分は俺の邪魔になるんじゃないかと。
フッ そのわりにはヤキモチ妬くんだけど。