Love Game
穏やかに 『やってくれないかな』 なんて言ってるけど…
目は威嚇してるじゃない。
『引き受けろよ』 って。
「瑞希さん」
矢野さんに声を掛けられ
「杉田さん、絵梨香ちゃんの方、大丈夫ですか?」
「うん。一応さっきも矢野さんが言ったように絵梨香をメインだから。ま、同じ事務所だからスケジュール的には大丈夫よ」
「はい。じゃあうちの方に話しを通して頂いてOKなら引き受けさせて頂きます」
「よかった。お願いします」
「はい。こちらこそ宜しくお願いします」
椅子から立ち上がり
「瑞希さん、宜しくね」
漣が白々しくニッコリ笑って
「こちらこそ宜しくね。漣君」
私もニッコリ。
「じゃあこっちの話しは済んだ。杉田さん、ありがとう」
「いいえ。それより絵梨香がまだなのよ。ちょっと見てくるわ。 瑞希さんごめんなさいね」
「いえ、大丈夫ですよ」
杉田さんが出て行き矢野さんも
「じゃあ瑞希さんの事務所に連絡します」
と出て行った。
後には私と漣、