Love Game
瑞季と絵梨香



「お邪魔しまぁ~す」

絵梨香ちゃんのマンションへ。

「瑞希さん、明日は何時?」

「明日は私も昼から」

「じゃあ泊まって。ね」

「えっ?」

「何か寂しいのよね」

絵梨香ちゃんがポツンと。

俯いてしまった絵梨香ちゃんの手をそっと握り

「泊めて」

「瑞希さん。ありがとう」

絵梨香ちゃんがニコッと。

本当に可愛い。

私が男なら惚れるわ。

「じゃあ瑞希さん、先にお風呂入ってよ。それからゆっくりしよう」

「うん。だけど絵梨香ちゃんから」

「瑞希さんはお客様だよ。さっ、どうぞ」

「うん。じゃあお言葉に甘えて」

絵梨香ちゃんに着替えを借りて

「瑞希さん、どの下着がいい?」

いつものように絵梨香ちゃんがくれる下着は可愛らしいんだよね。

「じゃあこれ」

「ハハハ…やっぱりそれにすると思った」

「えっ、そう?」

私が手にしたのはアイボリーのシンプルなブラとショーツ。

「それね、瑞希さん用なの」

「えっ?」

私用?

「瑞希さんがいつ泊まってもいいように」

『ヘヘヘ』と舌を出して見せる。

もう本当に可愛すぎだから。



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