Love Game



――



「瑞希さん、可愛いよ…イッた顔」

激しく唇を重ねて…

でも一番熱を持った所にはまた指が…

優しく…

「瑞希さん」

「……」

「瑞希さん…触って」

私の手を…

「お願い、触って」

熱に魘されたような漣の声に自然と包み込んでいた。

「ん~気持ちいいよ」

漣のそれは熱くて……

「瑞希さん、手を」

「……」

「ねっ!」

「あっ!」

漣の指が大事なところを…

「瑞希さん」

何だか催眠術に掛けられたように手を…

「ん、気持ちいいよ。瑞希さんの手は温かいね」

「……」

コイツは…行為の最中にこんなに話すんだろうか?

「何?」

私の顔を見て

「どうしたの?」

聞きながらも指は蠢いている。

「瑞希さん、ホントに敏感だね。ほら、もうこんなになってる」

指を引き抜き…

私の目の前に差し出し…

ニヤリッと笑い…

舐める。

「…!!」

な、何なのよ!それは!

漣に触れていた手を離した。

「ククク…瑞希さん真っ赤」

それは何とも色っぽく艶やかだ。

私の手を取り指を口に含む。

「い、痛っ!」

噛まれた。

「ククク…ホントに可愛い」

「ば、馬鹿」

「ククク…」

私の手を再び漣自身に

「触って」

躊躇ってると

「瑞希さん」

…包み込む。



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