Love Game
「乾かした」
「はい、どうぞ」
テーブルにつくなり食べ始める。
――
―
はやっ!
あっという間に完食。
お茶を渡して
「そんなにお腹空いてたの」
「ん。食って帰るかって言われたんだけど」
「うん」
上目遣いで見て
「一刻も早く瑞希に逢いたかったから断った」
「……」
然り気無くこんな恥ずかしい台詞を言う。
「どうしたの瑞希?」
私が照れてるのが分かってるくせに。
意地悪なんだから。
「ん?」
「な、何でもないわよ。片付けるわ」
お皿をキッチンへ 洗っていると
「れ、漣」
後ろから抱き着いてきた。
「瑞希」
「離して」
「嫌!」
「洗えない」
「俺が洗うから」
「えっ?」
空耳かしら? 漣が洗うって。
「瑞希は自分を洗ってきて」
「えっ?」
「ん。やっぱり風呂には入りたいんだろ?」
「……」
「だから」
「ば、馬鹿」
「ね!」
向きを返られ
チュッ!
キスをして