Love Game
瑞季と由布子先生
「お邪魔します」
「瑞希ちゃん、久しぶりだね」
「紀之さん。お久しぶりです。今日はこんな遅くにすみません」
由布子先生の家に。
旦那様の紀之さんとは本当に久しぶり。
「あの子達は?」
「あぁ。さっき寝た」
「そう。もう遅いもんね」
子ども達は中学生と小学生。
もう11時だもんね。
「瑞希、泊まってくでしょう?」
「えっ?」
「うん。瑞希ちゃん泊まっていきな。 久しぶりに飲みたいし。ね」
「はい、ありがとうございます」
紀之さんは本当に優しく私を妹みたいに可愛がってくれる。
3人リビングでお酒を飲みながら
「瑞希」
「はい?」
「山本さん」
由布子先生が紀之さんにかい摘まんで話して
「何で雑誌社に敬吾君と私のことを話したんでしょう?何のメリットがあるんですか?」
「メリットとかじゃないと思うのよ敬吾君と瑞希のことは」
「えっ?」
じゃあ何の為?