Love Game
「瑞希さんと10日程逢えないんだ」
はい~?
何を言ってんの、コイツは?
彼の手から私の手を引き抜き手早く身支度を整え
「じゃあ行くわ」
「瑞希さん」
漣の唇に軽くキスをして
「おやすみなさい」
エレベーターに乗りホテルを出て家へ。
――
―
◇◇◇◇◇
こうして3ヶ月のゲームは始まった。
自分がどんな馬鹿な事をしているか嫌と言うほど分かっている。
だけど…
降りるわけにはいかない。
このゲームの最終地点に何が待っているにしろ…