Love Game
【漣side】
ピンポン
来た!
ドアを開けたら、ちょっとおどおどした瑞希がいた。
その顔を見てたら堪んなくなり
「ゥ…ゥゥン」
瑞希に口づけると、何とも甘い声を漏らす。
暴走しそうだ。
瑞希がストップを掛けなかったら入口で襲っていたかも。
部屋に入れ、ビールを。
だが瑞季は頑ななまま。
風呂に一緒に入ろうと言うと睨み付けて絶対嫌だと。
風呂場で抱き合うのもいいかとちょっと興奮してたんだけど。
やっぱり無理か。
瑞季は俺に心を許しているわけじゃない。
だけど
「逃げんなよ」
この一言に再び睨み返してきた。
はっ、ホントに勝ち気なお姫様だ。
風呂から上がると
ソファーに座る瑞希の顔が何を考えてんのか、色んな表情が浮かんでは消えていく。
何を思ってるのか知りたい。
瑞季の考えてることを。
――
―
瑞希が風呂に入ってる間
フッ
まるでプレゼントを開ける子どもみたいにソワソワしてる。
ビールを飲んで気を紛らせているが
瑞希が風呂から出てきて…
その上気した素顔を見たらもう駄目だ。