Love Game
♪♪♪♪
携帯のアラームで目覚める。
う~ん、 よく寝た。
夢も見ずにぐっすり。
お陰で頭はスッキリしてる。
時間は6時。
実質5時半くらいの睡眠だけど本当に熟睡してた。
さてシャワーを浴びて体も起こしてあげないと。
――
―
「おはようございます。早いですね」
身支度を整え1階のカフェに。
何人かのスタッフがもう朝食を食べていた。
「おはよう。緒方さんも早いね」
まだ7時前。
「夕べはゆっくり寝れましたから」
クロワッサンとカフェオレの定番の朝御飯を。
「おはようございます」
暫くすると絵梨香ちゃんと杉田さんが。
「おはようございます。絵梨香ちゃん、よく眠れた」
「はい、バッチリ」
確かに絵梨香ちゃんの顔は輝いていた。
私の隣に座った絵梨香ちゃんの耳元で
「電話あったの?」
「はい」
飛びきりの笑顔。
杉田さんや他のスタッフの手前ゆっくりは話せないけど、矢野さんと話せてやっぱり嬉しいんだろうな。
「瑞希さんは?」
今度は私の耳元で
「うん」
「ハハハ…やっぱり」
「えっ?」
「顔が輝いてますよ」
「……」
フフフ…同じこと思ってたんだ。
だけど…私そんなに分かりやすいのかしら?