Love Game


『男は愛する人を守るために戦うって』

「……」

『その言葉通りに俺は瑞希を守る。決して瑞希を傷つけさせない 。手離さない』

「漣…」

『約束する。それだけは忘れんな』

「……」

『瑞希…返事は?何とか言えよ』

言葉が出ないくらいに嬉しくて

「漣…ありがとう」

『瑞希、ありがとうより聞きたい言葉がある』

ドキッとするくらいに優しい声。

「漣…5つ下なんか気にしなくていいよ。ううん、する必要ない。今の漣は大人だよ。充分大人。私ね、漣に頼ってるよ。頼りな いなんてないから。心の底では漣に頼ってる。それにさっきも言ったけど漣が気にするなら私も気にしなくちゃならなくなるよ。 だからもう…それとも何かな?私がよっぽどよぼよぼして老けて見えてるとか」

『ば、馬鹿!そんなことあるわけないだろ。瑞希は誰よりも綺麗なんだから』

「フフフ…ありがとう。お世辞でも嬉しいよ」

『お世辞なんかじゃないから』


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