Love Game


なんとか注文を済ませて

あら? 漣、何処に?

キョロキョロしてると洗面所から出て来た漣が

「瑞希、風呂お湯出しっぱなし。もうちょっとで溢れるとこだった」

「あ、いけない!」

お風呂に入ろうとしてたんだ。

慌ててバスルームに行こうとすると

「もう止めた」

「あ、ありがとう」

って…

「誰に聞いたの?私がパリにいるって」

それも今日ついたばかりなのに。

「ん?瑞希のことならなんでも分かる」

「……」

「クッ!ハハハ…なんて顔してんの?あ、もしかして俺に透視能力とか予知能力とかあると思った?エスパーだとか」

「……」

笑っていいのか怒っていいのか…

漣は面白そうに笑ってるけど。

「漣!馬鹿なこと言ってないで」

その笑い顔を見ていたら無性に腹が立ってきて私がキレた。



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