Love Game
「瑞希…どうした?」
「……」
「泣いてんのか?無理して」
上半身を起こそうとする漣を抑え
「違う!違うの」
いつの間にか涙が漣を濡らしていた。
「瑞希」
「嬉しいの。こうしてまた漣といられることが、漣と愛し合えることが。おかしいね、なんだか涙が」
「瑞希」
抱きしめられ… 漣が私の顔に口づけの雨を降らす。
そして噛みつくように唇を奪うとそのまま押し倒された。
「漣」
「黙って」
今度は漣の舌が私の体を這い…乳房を捉えた。
さっき私がしたように…
「あっ…ゥ~ン」
甘い吐息が零れる。
漣の指はいつの間にか…
「あっ!」
「瑞希…凄いよ」
「ば、ばか!」
言われなくても自分で分かっている。
漣に口づけをされただけで、漣の裸を見ただけで、漣に触れただけで私の体は漣を求めて欲して熱く燃えていた。
「ぁ~」
漣の指が執拗に…
「れ、漣」
瞳を覗き込み
「ぞくぞくするほど色っぽい」
耳を舐め
「我慢出来ない」
「……」
漣に触れれば…
「瑞希」
「頂戴…早く」
チュッ!
唇に軽く口づけを落として
「ごめん。優しく出来ない」
「優しくなんかしなくていい」
今の私は漣と繋がりたくて 一つになりたくて…
「瑞希」
「れ…漣!」
漣が一気に私の中へ…
――
―
私の中に漣がいる。
一つ行方不明だったジグソーパズルのピースがはまったような充足感、満足感、安心感に満たされて…
「れ、漣…」
また涙が溢れてきた。
「瑞希、そんな顔すんな」
涙を舌で拭い口づけを。
漣の舌が私の口内を激しく攻める。
そして自然と…
「漣…漣…」
ただ名前を呼び続けることしか出来ず…
それはまるで嵐に呑まれたようにしがみつくことしか出来ない。
「瑞希…」
「れ、漣、もう…」
「ん。俺も」
「い、い、一緒に」
「ん」
漣の動きが激しくなり
――
―
2人…達した。