Love Game
「漣」
漣の頬に手をかけ唇を重ね
「ごめん」
「瑞希、何度も言うけど謝ることなんてないから。確かに俺から逃げ出したのはショックだったし傷つきもした」
「……」
「でも俺を嫌いになったわけじゃなく、やりかたは間違ってるけど俺の為だと思って離れようとしたんだろ?だから謝ることなんかなにもない」
「漣」
チュッ!
軽くキスをされて
「これから『ごめん』って言う度にキスするからな」
「えっ?なんでよ」
「謝ってもらう方がキス出来ていいかな」
「ば、馬鹿!もう謝らないから」
冗談で元気づけようとする漣の気持ちが嬉しい。
だから私も
「もう上がるからね。漣はゆっくり浸かってれば」
バスタブから立ち上がり
「瑞季、冷たい 」
また拗ねちゃってる。
「フフフ…じゃあ温かくしてあげる」
「えっ?」
見る見る相好を崩す漣の唇に軽く触れて
「…み、瑞季!」
シャワーを漣の頭から…
「これで温まったでしょ?じゃあお先に」
さっさとバスルームを後に…