Love Game
「おまちどうさま」
絵梨香ちゃんが上がってきた。
「あれ、瑞希さんどうしたの」
「あ、ううん。仕事のメールが入ってたから」
「忙しいもんね。あ、ビールでいい?」
「うん」
ビールを開けて
「乾杯」
再び飲み始めた。
「あ、さっきね瑞希さんがお風呂入ってる時」
「うん」
「メールをチェックしたら…着てました」
「よかったじゃない」
「ヘヘヘ」
絵梨香ちゃんが嬉しそうに
「お土産何がいいって」
「何ねだったの?」
「何でもいい」
「わ~可愛い」
「けど覚えてたら〇〇のトートバッグをお願いって」
「ハハハ…結局おねだりしたんだ」
「でも覚えてるかどうか」
「メールだから見るわよ」
「そうかなぁ」
なんやかや言いながらも嬉しそうなんだもん。
いいなぁ。
ちょっと羨ましい。
私も今度は私を見てくれる人と恋愛したい。
弱い私を受け止めてくれる人と。
それは…
漣ではない。
「瑞希さん、飲みましょうよ」
「いいけどまた肌荒れしないでよ」
「は~い」
結局夜更けまで盛り上り寝たのは2時を回ってた。