Love Game
「れ、漣…」
手を伸ばして漣の髪を掴む。
「瑞希」
顔を上げた漣はニヤニヤ笑いながら
「どうしたの?」
分かっていていつもわざと聞く。
「……」
「瑞希、言葉で言ってくれないと分からないよ」
言いながらも漣は指を舐め…
その姿はあまりにも色っぽく
「甘い。瑞希はどこもかも甘い」
まるで視覚と聴覚で犯されてるような気がして体が疼く。
漣の体を引き寄せ唇を貪り片方の手で漣が身に纏っている最後の一枚を…
「瑞希」
離れた唇から私の名前が零れる。
「漣」
私の手を取って…
滑らかなそれは熱くて…
「漣」
「ん?」
漣は私の首筋に顔を埋めて…
指はまた…
体は熱く燃えてるのに…
そこに違う世界が見えてるのに…
満たされないもどかしさに涙が零れる。
「ほ、欲しいの。漣が欲しい」
首筋から顔を上げて
「そんなに可愛くおねだりされたら仕方ないな」
舌で涙を舐め
「漣」
なんでこんなに余裕があるのよ?
私が睨んだからか
チュッ!
唇にキスを落として
「俺も瑞希が欲しくて堪らない」
そして
「最高のクリスマスプレゼントをもらうよ」
「ん…はぁぁ~」
漣が一気に…
「瑞希」
「漣…キス、キスして」
私から漣の唇を奪う。
それは何よりも甘くて…
繋がった体は安心感、満足感、充足感に満たされていたが、緩やかに漣が動き出し…それに合わせて私の体も動き出す。
「瑞希あまり…」
歯を喰い縛ったような漣の声に
「が、我慢しないで。一緒に…もう…」
2人一緒に逝きたい。
「瑞希」
漣の動きが一層激しくなり
「れ、漣~」
知らず知らず漣の背中に爪を立ててい た。
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