Love Game



バスルームの鏡に映った私の肌には昨日より赤い痕が増えている。

そして首にはクリスマスプレゼントのネックレスが輝いて。

クリスマス前の私とは違う自分がいる。

漣への思いを立ちきれると強がって…

でも心はズタズタになっていた瑞希はもうこの鏡の中にはいない 。

鏡に映る私は自分で言うのもなんだけど幸せそうな女の顔。

漣を愛して…

漣に愛されて…

これから確かに色んなことがあるだろう。

もしかしら誹謗中傷も。

でも、漣と一緒だから…

漣を信じているから…

漣を愛しているから…

歩いて行ける、漣となら。

その道は決して平坦な道ではないだろうけど…

もしかして挫けて泣くかも知れないけど…

お互いが信頼しあって支えあって歩いて行こう。

もう私は逃げないから。

ガチャッ!

鏡越しに視線が絡み

「おはよう、漣」



< 533 / 539 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop