Love Game
バスルームの鏡に映った私の肌には昨日より赤い痕が増えている。
そして首にはクリスマスプレゼントのネックレスが輝いて。
クリスマス前の私とは違う自分がいる。
漣への思いを立ちきれると強がって…
でも心はズタズタになっていた瑞希はもうこの鏡の中にはいない 。
鏡に映る私は自分で言うのもなんだけど幸せそうな女の顔。
漣を愛して…
漣に愛されて…
これから確かに色んなことがあるだろう。
もしかしら誹謗中傷も。
でも、漣と一緒だから…
漣を信じているから…
漣を愛しているから…
歩いて行ける、漣となら。
その道は決して平坦な道ではないだろうけど…
もしかして挫けて泣くかも知れないけど…
お互いが信頼しあって支えあって歩いて行こう。
もう私は逃げないから。
ガチャッ!
鏡越しに視線が絡み
「おはよう、漣」