Love Game
この4ヶ月のことを思い出してると
「瑞希、真帆さん入って来たぞ」
耳元で言われて慌てて入り口へ視線を。
そこには緊張したお父さんの腕を取って真帆が一歩一歩祭壇の前で待つ敬吾君の元へ。
お父さんから敬吾君に引き渡されて式が始まった。
敬吾君は本当に嬉しそうな顔で真帆を見ている。
誓いのキスでベールを上げた真帆は信頼しきったような笑みで敬吾君を見つめて…キスを受けた。
「瑞希」
私の手を握りしめ、そっと耳元で
「俺達もいつか桐原さんと真帆さんのような…いや、それ以上のペアになろうな」
「漣」
本当に優しく穏やかに微笑んでいる漣と視線が絡まった。
握られている手を握り返し
「うん」