Love Game
【漣side】
「さよなら」
「…終り?」
「……」
「3ヶ月たってない」
俺は何を言ってるんだ。
謝らないと…
引き留めないと…
「約束破ったのは貴方の方でしょ」
「瑞希さん…」
「大丈夫よ、漣君ならいくらでも相手 は見つかるわよ。今度はこんな気の強い年上は止めなさいね」
ドアを開け…
出ていった。
瑞希の最後の言葉に心が砕けた。
瑞希は…
俺がただ体だけを欲しがってると
ただそれだけなんだと
……
…
そう思わせたのは俺の罪
瑞希を傷つけた。
単なるセフレだと思わせた。
俺の事をどう思ってるかは知らないが 『セフレ』と思い込ませたこと自体が瑞希を傷つけた。
許されないかも知れないが…
――
―
携帯を掛けるが、電源すら切られた。
次の日から着信拒否に。
これで終わりなのか?
瑞希と俺とは。
直ぐにでも瑞希に会って誤解を解きたいが仕事が立て込んでいてそれも出来ない。
繋がらないと分かってても何度も携帯を押す。
フッ
俺…
こんなにも女々しい男だったのか。